家を建てるときはお金をかけてでも良いものを建てましょう!

高性能住宅を建てるメリット・デメリット

基本的に高性能工法で家を建てると、耐久性を高める為の構造材、断熱材の質が高いので、「建築費用」が上がります。しかし、ローコスト構造の家と比べて、「耐久性」「断熱性」「気密性」等が格段に優れています。最近は、さらに高性能の質の高まりをみせています。
 
  • (事例)「2階建て28坪の住宅を建てる」
高性能工法とローコスト構造、二通りのやり方で見積り例を比較!!建築費用の料金価格差をご紹介します。
【建築費用(外構費用等も含めたもの)】
・ローコスト構造の場合→1850万円
・高性能工法住宅の場合→2080万円  
その差230万円です。
 
建物の大きさによって、双方の建築費用の差額も変わってきますが、ローコスト構造住宅と高性能住宅では、坪単価で約8万円~9万円程高くなる計算になります。これは、実際にローコスト住宅と高性能住宅の見積を実際に行った実例をご紹介した、建築費用のリアルな金額差です。
高性能住宅をお勧めする理由は、長い目」でみた「生涯費用」が安くなると言う家にかかる現実的な費用に対するメリットと、基本が高性能である為、生活の面で沢山のメリットがあるからです。
 
  • 建物についての3つの基本性能が大事になります!
・耐久性
・断熱性
・気密性
この3つの事が基本性能です。
 
  • 3つの性能を高める事のメリットを教えます!
まず、皆さんに知っておいて欲しい事は、3つの性能が高い家で暮らすことで、暮らしに大きな影響をもたらすという事です。では、実際、暮らしの中でどのような影響があるのかお教えします。
 
【耐久性】
建物の耐久性が、高性能住宅とローコスト住宅では、全然違いってきます。特に、建物の「耐震性能」については、その差が大きく出てきます。高性能住宅では、一度とは限らない繰り返し起こる地震に対して、家が崩れて倒れない強度に施し、地震によって生じる建物自体の劣化を防ぐ工夫も凝らしているのです。
 
  • 新しく建てたローコスト住宅で発生している問題!
折角、新しく家を建てたのにも関わらず、新築の家は費用節約で建てたローコスト住宅で、耐震強度が建築基準法ギリギリで建築していた為、倒壊や大がかりな家の修復を施さないと住めない程の被害が多発している事をご存知ですか?ローコスト構造の住宅は、繰り返し起きる地震等の災害には耐えられない構造だと言う事が理由で、改めて露呈された、そんな実態があります。この事を踏まえると、耐久性が高い家で暮らすと良さを実感しますね。
 
  • 高性能住宅で暮らすメリット!
・地震が発生しても、家族の皆の安全を期待出来る暮らしがある
・長く暮らせる事で将来掛かてくる住まいに関する費用を少なく抑えられる
・大きな地震等、災害が発生した際、倒壊しない強度の家に住んでいるという安心感がある
 
【断熱性】
高性能住宅は、質が良い断熱材を使用する事で、建物の断熱性能が大変高まります。
 
[断熱性が低いデメリット]
・朝部屋が寒く、布団から出る事が出来ない
・暖房がない廊下や洗面所が寒い
・家が冷える為、靴下等を履き寒さ対策をしている
 
[断熱性が高い家のメリット]
・真冬の寒い朝でも一枚羽織る程度でOK
・建物全体が暖かい為、廊下や洗面所も寒くない
・床が冷えていない為素足でも歩く事が出来る
・夏場は外気の影響を受けにくい為、冷房の使用も減らす事が可能
・冷暖房の使用頻度が減る為、毎月の光熱費を安く抑える事が出来る
以上の点から、高性能住宅は生涯費用が結果的に安くなるのです。
 
【気密性】
現在の建築基準法では、全ての住宅に24時間換気システムの設置が義務付けられているのですが、高性能住宅は、換気能力が高くなります。
 
[気密性が低いデメリット]
・24時間換気システムを設置していても、家の隙間から入ってくる空気が邪魔をし、換気システムの効果が発揮されない。
 
[気密性が高い家のメリット]
・不要な空気の侵入が少ないので家の隅々迄換気が行き届く事
・使用する換気システムも高性能な為、外の温度や湿度を侵入させずに換気が可能
・花粉等のアレルギー物質も遮断が可能
・いつも空気がきれいな健康的な暮らしや、雨の日でもさわやかな暮らしが出来る
この様に、高性能住宅は費用の面でもメリットが多くあり大きな魅力の一つですが、暮らしの面でもメリットが本当に多い事が分かります。
 
◎お金をかけてよかった!そう思える!
家としての基本的な部分を一番大事に する事で、家にとっても暮らす人にとってもメリットが沢山ありますね。自分達でいざ家を建てよう!となった時、家の構造をしっかり造る事で生涯費用を抑える事が出来る事や、自分たちが実際暮らして行く中でも、暮らしに多くの良さがある事を知っていたとしても、建築費用の問題が目に入り、本当に大事な構造にお金を掛ける事をやめてしまいます。
 
自分達が年金生活になった頃の家を想像してみて下さい。ローコスト住宅の場合、家の老朽化も早いです。その頃には、住みにくいものになっていたりする場合もあります。生涯住み続けるのなら、いつまでも快適な暮らを送れる家に住んでいたいものです。生涯費用が抑えられる分、その浮いたお金で状況に応じて、生活を快適にするためのリフォームやバリアフリー化等にするお金にあてる事も可能になります。
 
実際の家造りのでも構造がしっかりしていれば、他の所で予算を削る事が可能になったり、デザインや素材を楽しむ事も出来ます。暮らしの面で考えても、快適に暮らす事が出来、災害やその後のお金に対しても安心して暮らして行く事が出来ます。家を建てる前に家を建てる事について事前に色々なメリットを把握している事で、知って得した家造りにしていきましょう。